INTERVIEW

宮田 誠規 (broche 株式会社broche代表取締役)

「クリエーションはサロンワークの中にある」事を信条とし、
        常にサロンワーク内でもクリエーションを意識する。

MASANORI MIYATA PROFILE

名前: 宮田 誠規
1987年 三重県内のサロンに入社 1999年 JHCA(日本ヘアカラー協会中部の講師としてJHCAに参加2004 DAA一期生してアカデミーに参加 2007年 brocheを設立・オープン 2008年 1月 DADA cubic主催 DADAクリエイティブアカデミーinアムステルダムに参加 2010年 株式会社brocheに社名変更 2011年 2月 DADA cubic主催 DADAクリエイティブアカデミーinバルセロナに参加

2005年 JHCA日本カラー協会 中部エリア ノミネート
2010年 株式会社ミツイコーポレーション デザイナーズ部門 入賞
     KHA(関西ドレッシンクアワード)ファイナリスト ノミネート
     JHA(日本ドレッシングアワード)中部エリア ノミネート
2011年 DDA主催D-1中部エリア大会 優勝
     shu uemuraフォトコンテスト2011 最優秀作品賞 受賞

—美容師になろうと思ったきっかけはなんですか?
MIYATA
これと言ったきっかけは無いんですが…。もともとは服のデザイナーになりたかったんですよ。だけど色々な理由から自分には無理だと思って諦めたんですが、別に大学にそれほど行きたいと言う訳でもなく、方向転換に悩んでる時期がありまして、その当時のディスコ?今のクラブみたいなとこで遊んでいる時に知り合った女の子が、「私美容師になるよ」って言うんで、じゃあ僕もなろうかな?なんていうかなり軽いノリがキッカケですね(笑)。
—結構軽い感じですね(笑)。宮田さんはずっと三重県ですか?
MIYATA
々僕は愛知県なんですよ。なので結果的に愛知の美容専門学校に行くことになったんですけど、当時自分の髪の毛を切ってもらっていた美容室の本店が四日市だったので三重に来るようになったんですよね。
—お客さんの髪の毛を任されるようになってから現在まで、美容師として色々考え方も変わってきているとは思いますが、今現在美容師として宮田さんが心がけている事はありますか?
MIYATA
当たり前の事ですが、この業界は接客がどう、おもてなしがどうっていう部分が非常に大事なことなんですけど、お客様を綺麗にする事ができるテクニックやスキル、それがベースに無いと美容師は絶対にダメだと思っていますね。もちろん技術だけが大事という訳ではないですけどね。
美味しくない飲食店が流行らないのと一緒で、ご来店頂ける全てのお客様1人1人を可愛く、綺麗にする事ができるスキルは絶対だと思ってますね。
—なるほど、そういった意識が今回「D-1」中部地区代表といったものにも繋がっているんでしょうね。
「D-1」というものについて、少し詳しく教えて頂けますか?
MIYATA
東京のDADA CuBiC(ダダ キュービック)っていう美容室のオーナーである植村氏主催で4年前から始まった、美容師のスター育成プロジェクトの企画の一環ですね。
ヘアーコンテストでは無く、オーディションというかたちで全国各エリアで予選大会があって、そこで勝ち残った者のみが1年に1回東京で集まってガチンコで勝負するっていうものですね。
—普通のコンテストとはかなり違ったものなんですか?
MIYATA
そうですね。地方大会のジャッジは植村氏本人がするんですけど、まずそのジャッジの方法が面白いんですよ。普通は現場で出来上がったモノが綺麗かどうかでジャッジが決まるんですが、植村さんの場合は出来上がってるモノを1回全部めくっちゃうんです。で、「じゃあスタイリングしてみて」みたいね感じで。
ようするに本物を見つけると言うか、どんなに完成が可愛くできていてもキチンとカットできていなければダメっていう感じで。

また「D-1」に応募するのには事前に資料の提出が必要で、目指す女性像だったり、コンセプトやテーマ、設計図やデッサンっていうものを全部チェックして最終的に地区予選で勝ち上がって東京の本戦にいくんですが、東京での本戦のジャッジは植村氏ではなく、全て美容関係のジャーナルがジャッジするんです。そもそも美容界でスターになれるような人ってジャーナルが判断する事が多いのですからね。
そういう部分で、普通のコンテストとかに比べてひと味もふた味も違う大会なんですよ。

—その本戦は11月15日に東京で開催との事ですが、東海地区代表として天下取りに行くというわけですね(笑)。
MIYATA
そうですね、やっぱり東海地区、そして三重の代表として行くわけですから1番が欲しいですね。
—そういう姿を見て後輩も育つでしょうし、やはり発信していく事は大事ですね。
MIYATA
そうですね。後輩もそうですし、地域もですね。東海の美容シーンってもともと元気がある方だとは思うので、その中で三重を盛り上げたいって気持ちありますしね。
—先日、JOIFNO1周年イベントの「SWEET SPOT」でヘアショーにご協力頂いたわけですが、通常行われるのとは違った、クラブの中でやるヘアショーっていうものはいかがでしたか?
MIYATA
まず、非常に楽しかったです。
普段の営業とは違って、クリエイティブにいないといけないですし、見ている人達をドキドキさせなきゃいけない…。しかも音楽がガンガンな中、それほどヘアーに興味の無い人達も沢山いる状態でしたし、ファッションショーともコラボさせてもらってましたから、その中での『質』という部分でかなりこだわりました。
ある意味挑戦でしたけど、でもやっぱり「ショー」ってそういうものだと思いますし楽しかったですよ。
—普段ではありえない暗闇の中でやるっていうのは、普段とは表現の仕方が全然変わってくると思うのですが、そういうのはあんまり別に気にならなかったですか?
MIYATA
環境はどんな事やるにしてもある程度決まってしまっているものですから、逆に利用するべきと思いましたし、あまりそういう部分は気にならなかったですね。楽しんでやれました。
—今後『broche』として、また個人として挑戦してきたい事ってありますか?
MIYATA
個人としては、今までもずっと作品撮りをさせてもらってますが、自己満足だけでなく、またコンテストのためだけでもない、人を感動させられる作品を造り続けていきたいとは思っていますね。
やるからには、「良いね」と言われるものを造っていきたいし、発信していきたい。そして発信する事で三重県を盛り上げたいと思ってます。
『broche』としては、僕は今いるスタッフ達を引っ張っていってやるぞとはあまり思ってないんです。ただ、今いるスタッフが今後挑戦できる場所を切り開いていってあげたいと思ってます。結果的にそれがお店の成長にも繋がると思ってますしね。
—ずばり宮田さんにとって、今の職業『美容師』とは一体なんだと思われますか?
MIYATA
おもいですね質問が…(笑)
『なんでもできるおもちゃ箱』かな…。カッコよくいうと(笑)
—最後になりますが、今後三重県がこうなっていって欲しいという想いはありますか?
MIYATA
僕はあくまでも美容師なので、そんな大それた事は言わないし、考えていないですけど、ヘアースタイルっていうものを通して言えば、三重県の人達がキレイになるために名古屋に行ったりするじゃないですか?それが僕達にとっては非常に悔しいんですね。
けど向こうにいくって事は僕達に何かが足りない事があるからだと思うんです。技術ももちろんあると思いますけど、発信する弱さっていうのも大きいかなと…。
なので、もっともっと自分達の強みや想いを発信していく力をつける事で、自分達のところに来ればキレイにカッコ良くなれるって思ってもらえるような、オシャレでカッコイイ町になってもらえるようにお手伝いしていきたいなと思っています。